入社後、まず最初に直面するのが「新しい人たちとの関係」です。
学生だった頃とは違い、新社会人として初対面の人々とのコミュニケーションは、不安と緊張が繰り返し襲ってきます。
自分をどう見せればいいのか、どんな話題で話せばいいのか、悩んでしまって焦るばかりでしょう。
そんな不安や緊張を解決するポイントを5つご紹介します。
1.挨拶を大切にする
挨拶は、仲間との良好な関係を築く第一歩になります。
挨拶は簡単に誰でもできる行動で、職場でのコミュニケーションの基本となります。
例えば、
朝の「おはようございます」、
日中の「お疲れ様です」、
退社時の「お先に失礼します」、
この3つの挨拶を、笑顔で、ハッキリと自分から先に相手に伝える。
たったこれだけで相手とのコミュニケーションの円滑さを保つことができるほか、相手に自分の存
在を意識させ、親しみやすさをアピールすることができます。
2.共通の話題を見つける
人間関係を築くポイントの一つは、共通の話題を見つけることです。
趣味や興味を共有することで、会話が自然に弾むようになります。
何か共通の話題を見つけたら、それをきっかけに会話を広げてみましょう。
相手との共感や理解を深めることができ、関係をより親密にすることができます。
例えばお昼休みに同僚とランチを一緒にとってみる。
その時に好きな食べ物を聞いてみるなど、何気ない会話をきっかけにしてみるのもいいでしょう。
趣味の話やお互いの興味を共有し、仲間意識を高めることができます。
3.相手の話に耳を傾ける
人間関係を築く上で大切なのは、相手の話に耳を傾けることです。
相手が話している内容に興味を持ち、真剣に耳を傾けることで、自分に対して興味を示してくれている、尊重してくれていると感じます。
また、相手の話を理解することでより深い信頼関係を築くことができ、コミュニケーションを円滑にすることができます。
例えば、自分がなるほど!と感じた時に大きくうなずいたり、同感だ!と感じたときにはニコッと微笑んだ表情を話している相手に向けてみたり、ちょっとしたジェスチャーを取り入れるのも有効です。
4.自己開示をする
自己開示とは、自分の強みや弱み、価値観など、ありのままの自分を相手に伝えることです。
自分の考えや感情をそのまま表現することで、自分を理解してもらうことができ、相手もまた自分のことを話しやすくなるため、相手との距離を縮めることができます。
例えば、「出身地はどちらですか?」
「好きなスポーツは何ですか?」
など、相手が即答しやすい質問をしてみましょう。
答えやすいだけでなく、色々な人に共通する話題でもあるので、話を広げやすく、相手との距離も縮めやすくなります。
ただし、適切な範囲で自己開示を行うようにして下さい。
相手によってはその情報が悪用されてしまう可能性も否定できないからです。
趣味や嗜好、ちょっとした身の回りであった出来事など、自分にストレスにならない程度にとどめておきましょう。
5.協力的であること
職場での人間関係を築くためには、協力的であることが重要です。
お互いに助け合い、協力し合うことで、良好な人間関係が築けます。
職場の雰囲気を良好に保つほか、チームワーク力を高め、目標達成にむけ信頼関係を深めていくことができます。
さらに情報共有ができ、有効的な問題解決策を見つけることができます。
ストレスの軽減や幸福感を高めることもできます。
この5つのポイントを意識して実践することで、新しい職場での人間関係を築く上での不安や緊張を軽減し、より充実した日々を送ることができるでしょう。
新しい職場での人間関係の悩みは、誰にでも起こり得るものです。
もし、人間関係にお悩みの方がいらっしゃれば、心理カウンセリングを受けることをオススメします。
自分だけでは解決できない悩みや困難に直面している場合は、ぜひ一度相談してみてください。
自分の悩みに対してしっかり向き合い、適切な支援を受けながら克服していきましょう。
新しい仲間との素敵な関係を築くために、一歩踏み出してみてください。