我慢は美徳?3つのステップで変わる!我慢をやめる方法

親や身近な人との関係で悩む方に共通するのは

「我慢すればうまくいく」という先入観

対立を避けようとして自分の気持ちを押し込め、「波風を立てないことが最善」と思い込むことがあります。

かつての私も幼少期の家庭環境のせいで、親の期待に応えるため自分の気持ちを押し込め、周りが求める言葉や行動を選ぶことが習慣になっていました。それが親のため、家族のためだと思い込んでいました。

我慢を続けるとストレスがたまり、ある時限界を迎えて爆発したり、不信感が募る結果になることがあります。

・本音を隠して相手に合わせ続ける。


・小さな不満を見て見ぬふりをしてしまう。


・自分の事は後回しにして相手を優先する。

しかし、これらのやり方には大きな問題があります。

それは「自分が我慢すれば、きっと関係は良くなる」という考えにとらわれている事です。

1.「衝突を避けたい」という動機から、自分の感情を抑え込み続けると、自己肯定感が低下し、関係そのものが不健全になるリスクが高まります。

2.「問題を指摘するのは面倒」「自分が我慢すればいい」という思い込みが、長期的には信頼関係の破壊や自分自身への負担増加につながります。

3.「相手を優先することで関係が良くなる」という思い込みが、自分自身の価値を軽視し、バランスの取れた健全な関係の構築を妨げています。

これらの課題を解決するのに本当に必要なのは「我慢すればうまくいく」という先入観を持つのではなく、「自分も相手も大切にする関係を目指す」という考えを持つことが大切です。

幼少期の頃から家族を支える母の姿を見て「私がもっと頑張れば母が楽になるのに」と思い続けてきました。大人になってからもその思いが抜けず、母の期待に応えることを最優先に考える生活を続けていました。しかし、自分の仕事や親、子育てとバランスを取ることが難しくなり、心身共に疲れてきていました。

しかし、子どものひと言がキッカケで「自分を大切にする視点が欠けている」と気づき、少しずつ「自分の幸せも大切にしていい」と思えるようになりました。

1.本音を伝える練習をする: 衝突を恐れず、まずは小さなことから本音を伝える。

2.小さな不満を放置しない: 気になることは早めに言葉にし、相手と対話する。

3.自分を優先する時間をつくる: 「自分を大切にすることが関係を良くする第一歩」と考え、自分のケアを怠らない。

実際に、私自身がこの3つのステップを実践することで次のような変化が現われました。

1.いつしか本音を伝えられるように
家族に「お皿洗いを手伝ってほしい」とお願いするなど、小さなことから本音を伝える練習を始めました。その結果、家事の負担が減り、心の余裕が生まれました。

2.不満を溜め込まなくなった
ちょっとしたことですぐにイライラしていたのに、冷静に伝えることで家族も協力するように。小さな不満が減り、家族間の雰囲気が良くなりました。

3.自分の時間を持つようになった
趣味の時間を作り、リフレッシュできるように。自分の気持ちが前向きになると、家庭全体の雰囲気も明るくなりました。

「我慢すればうまくいく」のではなく、「自分も相手も大切にする関係を目指す」

あなたが自分を大切にすることは、周りの人たちを大切にすることと同じくらい重要です。小さな一歩から始めて、あなたらしい関係性と未来を築いてみませんか?